【炎姫】パリィの快感とド派手な3Dアクションが楽しめる一作――アニメ調で描かれる戦闘と素晴らしき景色【感想・評価】

今回紹介するのは、妖祓いである炎姫と補佐官の安が、妖怪を討伐するために各地を巡るスタイリッシュ3Dアクション『炎姫』です。
アニメ風のイラストと、多彩なコンボを繰り出せる爽快なアクションが魅力で、個性豊かな妖怪やキャラクターたちの存在感も存分に楽しめます。世界を旅するごとに、新たなワクワクが広がっていく作品です。
炎姫と安が各地を巡るなかで出会う、さまざまな風景と出来事。
その先に待つ景色とは、いったいどのようなものなのでしょうか……。
それでは、『炎姫』のゲームレビューをお届けします。
ホタスタイリッシュなアクションで妖怪を倒しながら、炎姫たちの旅の先に何が待つのか……そのワクワクが最初から心を鷲掴みにしてくるよ。
概要
| ジャンル | アクション |
|---|---|
| プラットフォーム | Steam Nintendo Switch 2(2026年 発売予定) |
| 開発元 | Crimson Dusk |
| 販売元 | PLAYISM |
| 発売日 | 2026年3月4日 |
総評
オススメ度:
様々なコンボを組み合わせて繰り出せるアクション性や、弾くと楽しいパリィ。アニメ風のキャラクターたちの魅力も相まって、爽快な戦闘が楽しめる作品となっています。
ボス戦も白熱したバトルが多く、プレイしていて心が躍る場面が数多く存在します。
その一方で、強制追いかけっこイベントや、特定の攻撃でしか破壊できないシールドなど、やや面倒に感じる部分があるのも気になるところです。
とはいえ、戦闘の楽しさを重視するプレイヤーであれば、ハマること間違いなしの作品と言えるでしょう。
『炎姫』の楽しさとは?
アニメ風のスタイリッシュアクションに心が躍る
炎姫の魅力としてまず惹かれるのは、アニメ風で描かれたド派手なアクションです。味方の攻撃だけでなく、敵の攻撃にも見応えのある演出が多く、戦闘を見ているだけでも楽しめます。
炎姫の重い一撃にはしっかりとした重量感があり、敵の異彩を放つ攻撃も印象的で、見ていて飽きることがありません。




さらに、炎姫のパリィは判定時間が長めに設定されており、比較的簡単に敵の攻撃を弾くことができます。
そして極めつけは、暴走状態の敵へ放つ最後の一撃。
点を線でなぞり、自ら印を描いていく演出は、思わず心が躍る瞬間です。
こうした演出やアクションの面白さこそが、『炎姫』の戦闘の楽しさを存分に引き立てています。








安と巡る各地の風景が心に残る
魅力的なのはアクションだけでなく、各地に広がる風景にも表れています。
大きな城がそびえ立つ場所や、祭り会場へと向かう道中など、さまざまな景色が炎姫と安の前に広がっていきます。




そのほかにも、妖怪が何の変哲もない場所で眠っていたり、思わず見入ってしまうほど美しい景色が広がっていたりと、その数は数えきれないほど……多彩な情景がプレイヤーを待ち受けています。




アクションだけでなく風景でもプレイヤーの心をつかむ本作。
さまざまな場所を巡っていると、思わず足を止めたくなりますね。








白熱するボス戦がプレイヤーの心を燃やす
ボスとの戦いも忘れてはいけません。何を隠そう、『炎姫』で最も心が震えるのがこのボス戦です。
道中の戦闘とは違い、ボス戦では一喜一憂の攻防が繰り広げられ、さまざまな攻撃パターンがプレイヤーを待ち受けています。
弾幕が飛び交ったり、上下左右から攻撃を仕掛けてきたりと、プレイヤーを翻弄する場面も多くあります。しかし、その攻撃を見極めながら対処していくうちに、次第に楽しさがこみ上げてきて、ボス戦そのものの面白さを強く感じられるようになります。




その背景には、扱いやすいパリィと、直感的で遊びやすいアクション性がうまく組み合わさった、絶妙なゲームバランスがあるのだと感じました。








『炎姫』の気になる部分
強制ミニゲームと敵のバリアといった気になる仕様
戦闘面には楽しめる要素が多い一方で、一部の仕様がゲーム全体のテンポをやや悪くしているように感じます。
まず1つ目は、櫛名田の顔を集めるミニゲームです。
このミニゲームは櫛名田の顔を追いかけて集める内容になっているのですが、強制イベントのため必ずクリアしなければなりません。




そのため、このミニゲームが苦手な人は先へ進むことができず、純粋に戦闘アクションを楽しみたいプレイヤーにとっては、ややストレスを感じる場面になってしまっています。
さらに気になるのが、櫛名田の顔がストーリーに特別関わってくるわけではなく、結果的にただのお使いイベントのように感じられてしまう点です。
強制イベントとして挟むのであれば、何かしら物語に関わる要素として描かれていた方が、より納得感があったのではないかと感じました。








2つ目は、特定の攻撃でしか破壊できないバリアです。
終盤になると敵が密集して出現するためロックオンがしづらく、バリアを狙いにくい場面が増えてきます。そのため、なかなか破壊できず、戦闘のテンポがやや悪く感じられることがあります。
特に面倒に感じたのが、青いバリアを持つ敵です。このバリアは射撃攻撃でしか破壊できないのですが、ロックオンがしづらく、思うように攻撃を当てることができません。


さらに、バリアを狙っている最中にも他の敵から攻撃を受けるため、落ち着いて狙うのも難しく、戦闘のストレスにつながってしまう場面がありました。
ロックオンのしやすさを改善するか、スキルなどでもバリアを破壊できるようになっていれば、終盤の戦闘はもう少し遊びやすくなったのではないかと感じました。








道中のボイスのパターンが少なめなのが寂しい
ストーリーはフルボイスで楽しめる『炎姫』ですが、道中のアクションパートではボイスのパターンが少ないです。水中への落下や戦闘中、道中を進む場面など、さまざまな状況で同じセリフが繰り返されます。時には、ボイスがない場面もあります。
そのため、戦闘をしている最中でもやや寂しく感じてしまうことがありました。
もう少し道中のボイスのパターンが増えていれば、道中の賑やかさがさらに増し、より楽しく感じられるのではないかと思います。
苦戦した際に炎姫を強化できない不便さ
道中やボス戦で苦戦した場合、キャラクターを強化して再挑戦するというのは、アクションゲームではよくある攻略方法だと思います。しかし『炎姫』では、エリアから途中で抜けることができず、炎姫を自由に強化することができません。
炎姫の強化は、スキルやお守りをショップで購入する形になっています。そのため、強化できるタイミングはショップが出現した時のみ……それ以外の場面では強化ができません。
そして、この仕様で特に問題となるのがボス戦です。
一度戦闘が始まると途中で抜けることができないため、突破できるまで何度も挑戦することになります。
一応、難易度変更やスキルの付け替えといった調整は可能ですが、それでも苦戦している時に炎姫を強化できない点は、やや不便に感じました。
プレイしての個人的な感想
全体的に見て良作です。
見ていて演出が楽しめるアクションに、炎姫と安が各地を巡る旅は、やはり心が躍りました。なかでもボス戦は演出面・戦闘面ともに非常に歯ごたえがある内容で、特に心が燃えました。
しかし、道中の戦闘面では面倒に感じる場面が多かったです。
特に、特殊攻撃でしか倒せない敵とバリアを持つ敵の組み合わせは煩わしく、何度も繰り返される戦闘は少しストレスに感じました。
そういった不満点もありましたが、最終的にはいい作品だったと言えます。
なお、現在バグが多く発生しています。これからのアップデートで改善され、より良い作品になっていくことを期待しています。
気まぐれスクリーンショット








終わりに
『炎姫』は、ド派手なアクションを堪能したい人や、緊張感のある戦闘を楽しみたい人におすすめの作品です。
特に『ニーアオートマタ』に非常に近い雰囲気を持つ作品でもあるため、ニーアシリーズが好きな人であれば、きっと楽しめるのではないでしょうか。















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