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【中の人は誰】Vtuberの苦難を描くマーダーミステリーゲーム ――真実の先にある“想い”を描いた物語【感想】

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今回紹介するのは、Vtuber事務所で“代表が殺害される”という事件を描いたマーダーミステリー作品『中の人は誰』です。本作は“逆転裁判”をオマージュした構成で、証言と推理を軸に物語が進んでいきます。

事件の容疑者となるのは、Vtuber「くりぃぱ」の専属スタッフ6名。
彼女らは犯人と思われたくないあまり、“中の人”を偽るなど、嘘と本音が入り混じる駆け引きを見せます。

果たして真犯人は誰なのか。そして物語が辿り着く結末とは――

なお今回は、評価という形では書きづらいため、あくまで感想として紹介していきます。

ホタ
25本目!
華やかな配信の裏で、こんな冷たい事件が起きてたなんて……怖いのに、“誰が何を隠してるのか”知りたくて目が離せなくなるよ。
目次

概要

ジャンルマダーミステリー+アドベンチャー
プラットフォームSteam
開発元莉莉恩工作室
販売元WhisperGames
発売日2026年1月13日

個人的な感想

全体的に見て、良作でした。

マーダーミステリーという性質上情報量が多く、一度では理解が追いつかない部分や場面がありましたが、物語の流れやキャラクター性はしっかり作られており、最終的には十分に楽しめる作品になっています。

また、ヒント機能が実装されているため、分からないポイントは確認しながら進行可能。

裁判パートにもペナルティがなく、何度間違えてもゲームオーバーにならないので、推理に自信がなくても最後までストレスなく遊びやすい構造でした。

一方で、気になった点もいくつかあります。
翻訳に若干の誤りが見られたり、操作がほぼマウスのみであるため、証拠確認の動作が少し手間に感じる場面も多々ありました。

クリア時間はおよそ 6時間前後
読み物としても、推理ゲームとしても、程よいボリュームです。

キャラクターで感じたこと

天童ここみ

Vtuber「くりぃぱ」のイラストレーターを担当する、いわゆる“ママ”的ポジション。スタイルが良く、一見大人っぽく見えるものの、言動にはどこか子どもっぽい可愛らしさがある。

作品内では、緊張が続く物語の中でふっと空気を和らげてくれる。
癒し枠のキャラクターという印象を受けました。

落合ももか

くりぃぱの公式カップリング相手にも任命されている、頼れるお姉さんポジションのキャラクター。発言にはやや危ない言葉が多く、どこかSっけのある強めの雰囲気が印象的です。

物語の中では、大人びた立ち振る舞いと軽い挑発混じりの言動が目立ち、姉的でありながら、場を揺らす存在感を持っているキャラクターだと感じました。

正木ナオ

Vtuber「くりぃぱ」のモデラーを担当する、いわゆる“パパ”ポジション。くりぃぱのことをまるで娘のように大切に思っており、作品への関わり方にもその愛情がにじみ出ています。

一方で、発言や立ち振る舞いにはアグレッシブさもあり、エネルギッシュなキャラクターという印象を受けました。

小鹿つばさ

くりぃぱの商品開発を担当する、口数の少ない控えめなキャラクター。どこか臆病さがあり、慎重に場を伺うような雰囲気が印象的です。

小さな動物のような愛らしさがあり、思わず 「守ってあげたい」 と感じさせるような繊細さも持ち合わせています。

古川すみれ

総務と会計を任されている、どこか掴みどころのない雰囲気のキャラクター。発言が少し棘を含んで聞こえることもあり、一歩引いたような態度が印象的です。

登場人物の中では最初に怪しさを感じた存在でした。

倉木こもり

くりぃぱの企画担当を務める、いわゆる“変人枠”のキャラクター。突飛な発言が多く、何を考えているのかつかみにくい、独特の雰囲気をまとっています。

その挙動と予測不能な言動から、「もしかして犯人なのでは?」 と疑いたくなる瞬間もあり、作品の中でも特にミステリアスな存在感を放っていました。

くりぃぱ

事務所のメインVtuberであり、本作において欠かすことのできない中心的存在。キャラクターモチーフは“コンピューターウイルス”で、体重が 0.004kg という設定には思わず驚かされます。

物語では、なんと被告人として証言台に立つ場面もあり、この演出は他のミステリー作品ではあまり見ない、独特で印象的なアプローチ だと感じました。

その他のキャラクター

主人公であり検事でもある 公平司 をはじめ、彼を支える秘書の サナ など、見ていて飽きない魅力的なキャラクターたちが登場します。

個人的には、司とサナの関係性が印象的で、上司と部下でありながら、どこか恋人のような雰囲気を感じる場面もあり、気になる関係性でした。

ホタ
誰かを好きになりそうな瞬間も、疑いたくなる瞬間もあって……その揺れが真実をますます見えにくくしていくんだよ

ゲームシステムで感じたこと

マーダーミステリーというジャンルの特性上情報量がとても多く、追いかけるのが少し大変でした。とくにSNSで証拠や発言を探すパートは、手がかりが散らばっているぶん、目と頭の負担が大きめに感じます。

また、裁判パートでは“逆転裁判”風の展開が用意されており、どのタイミングで指摘すべきか悩む場面が多く、難度はやや高め。ただ幸い、何度間違えてもペナルティがなくゲームオーバーにもならないため、試行錯誤しながら最後まで進められたのは救いでした。

もしペナルティ制だったら、クリアまでにかなり苦戦していたと思います。

ホタ
頭が追いつかなくなる瞬間もあったけど、何度でもやり直せるおかげで“自分のペースで推理できた”のが嬉しかったよ。

ストーリーで感じたこと

ミステリー作品なので詳しい内容は語れませんが、今まさに現実世界でも問題視されている “Vtuberという職業の裏側” に、本作はかなり深く踏み込んでいると感じました。

卒業、ストレス、体調面の問題――。
人気があるほど抱えるものも大きく、Vtuberという職業は華やかな表の顔とは裏腹に、精神的な負担がとても大きい世界でもあります。

この作品は、「夢の仕事でありながら、強い心がなければ続けるのが難しい」という現実的なメッセージを、物語を通して伝えてくれました。

ホタ
好きだけじゃ続けられない世界なんだ……その現実を物語から感じ取れて、少し胸が締め付けられたよ

その他

本作は“逆転裁判”をオマージュしているため、それを思わせるセリフや演出が随所に見られます。ファンであれば、思わずニヤリとしてしまうような場面もありました。

一方で、キャラクターデザインと比べると背景がやや質素に感じる部分もありますが、プレイを続けているうちに自然と慣れていき、最終的にはほとんど気にならなくなりました。

また、本作には他インディーゲームとのコラボ要素もあり、ストーリー中に登場する動画では、“くりぃぱ”が実際にそのゲームをプレイしている様子を短く・気軽に見ることができます。

コラボ作品の1つAlice’s World

終わりに

オススメ度:

『中の人は誰』は、ミステリー好きの人はもちろん、Vtuberという世界の“苦難や裏側”を知ってみたい人にもおすすめできる作品です。

情報量の多さや難しさなど大変な部分もありますが、最終的には 「遊んでよかった」 と素直に思える体験でした。

推理の緊張感とVtuberという職業のリアルさが丁寧に描かれており、心に残る作品だと感じます。

ホタ
“殺人事件”の影に、Vtuberとしての苦しさまで滲んでいて……読んでいて何度も心がざわついたよ。
蛍火
ではまた。
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