『救国のスネジンカ』は前作『溶鉄のマルフーシャ』の続編となる作品です。前作同様、シューティングとタワーディフェンスを組み合わせたハイテンポシューティングゲームとなってます。
今作の主人公は、マルフーシャの妹・スネジンカ。民間軍事企業の有期契約兵として各地を転戦しながら、“行方不明となった姉を追います。
今作も前作同様に、防衛対象を守って給料を貰い、その給料で防衛を強化しながら、100日間門を防衛するというシステムは健在。直感的で分かりやすく、誰でも挑戦できるのが魅力です。
そんな『救国のスネジンカ』の魅力を本記事で解説していきます。



概要
ジャンル | ハイテンポシューティングゲーム |
---|---|
販売元 | PLAYISM |
開発元 | hinyari9 |
プラットフォーム | Steam Switch PS5 Xbox Series X|S |
発売日 | Steam 2024年8月27日 Switch / PS5 / Xbox Series X|S 2025年2月13日 |
販売元リンク | Steam PLAYISM |
総評
オススメ度:
前作同様、キャラクターやグラフィックは非常に優れており、さらに音楽も印象的で前作より耳に残りやすくなりました。ゲーム難易度は「トゥルー」と「ノーマル」に分かれて遊びやすさが増しており、さらにステージの変化によって単調さもある程度軽減もされています。
ただ、問題点としては、一つの武器に複数のバリエーションが追加されたことで選択が分かりづらく、どの武器がどんな性能なのかが一目では分からない点です。
やり込み要素としては前作同様に「マルチエンディングの回収」と「チャレンジモード」。
マルチエンディングは、ほとんどがノーマルルートに入るだけで取得できるようになりましたが、相変わらず引き継ぎ要素はなく、回収には手間がかかります。チャレンジモードも前作同様に変わりませんが、ステージが門防衛とエネルギー施設防衛の二種類増えており、今回も楽しめる内容になっています。
前作からの変化ポイント
- サブウェポンが「ガジェット」に変更され、クールタイム制も武器も増えた。
- 構え撃ちが可能になり、集弾性をあげることができるになった。
- 1つの武器に複数のバリエーションが増えた。
- 「弾速」と「集弾性能」が、「プッシュバックパワー」と「青ガジェットクールタイム」に置き換わった。
- 宿舎の施設に「副業」と「トイレ」が追加された。
のほか、「チャンスカード」や「ボーナスカード」が増えるなど、盛りだくさんの内容に。



良かった点
救国のスネジンカでも変わらない、キャラクターの愛らしさ
『救国のスネジンカ』の最大の魅力は、今回も個性豊かなキャラクターたちです。前作とは異なる新キャラクターが登場しますが、ドット絵のクオリティは変わらず高く、それぞれの個性も健在。会話シーンも増えており、より楽しめる場面が多くなっています。
作中に登場するダチカは、スネジンカを祝うために宿舎を飾り付けたり、謎の動物の絵を描いたりと、普段とはギャップ差があり、思わず笑みがこぼれる愛らしさを見せてくれます。




そのほかにも、スネジンカをミジンコと言ってくるエクトルや爆弾を作るお姉さんアブレックなど、前作に引けを取らない魅力的なキャラクターが多数登場。







更に防衛がしやすくなった、クールタイム制のガジェット
前作ではサブウェポンは使い切りの武器でしたが、今作からは「ガジェット」に変更され、使い切りだけでなくクールタイム制の武器も追加されました。クールタイム武器のおかげで、これまで防衛が難しかった場面でも更に対応しやすくなっています。




さらに、使い切り武器の種類も増え、戦闘の楽しさが一層広がりました。



プレイしていて楽しくなる!!楽しさがあふれる戦闘BGM
『救国のスネジンカ』のBGMは耳に残りやすい曲が多く、戦闘を盛り上げてくれるものばかりです。テンポの良い楽曲を聴いていると、自然と気分が高まり、戦闘そのものがさらに楽しく感じられます。
また、チャレンジモードでは好きなBGMを選択できるため、お気に入りの曲とともに戦闘を楽しめるのも魅力ですね。



気になる点
武器の性能が分かりづらい
武器にいくつかのバリエーションが追加されたことで、それぞれの性能が少し分かりにくくなってしまいました。取得時に説明は表示されますが、実際に使ってみないと違いがはっきりしません。
色分けやパラメータ表示などの工夫があれば、もっと分かりやすくなったと思います。



今作もストーリーは好みが分かれる
前作同様、ディストピアの世界観のため、全体的にやや重く、必ずしも幸せな結末ではありません。人によってはストーリーの結末がつらく感じられるかもしれず、その場合は合わないと感じる可能性があります。
結末の受け取り方は、人によって異なる作品だと感じますね。
個人的な感想
前作同様にタワーディフェンスは楽しく、戦闘面も遊びやすくなったことで、より楽しめる内容になっていました。
ただ、個人的にはストーリーの終わり方は少し満足ができない感じでしたね。次回作では、ストーリー面でも満足できる作品になることを期待しています。
今回はスネジンカとダチカのコンビが良かったです。




ダチカ可愛い。


終わりに
『救国のスネジンカ』は前作同様にタワーディフェンス好きや可愛いキャラクター達を見たい人にとってオススメの作品です。前作よりもやりやすくなっているので、かなり遊べますね。
ストーリーは知っておいた方がより楽しめると思います。






コメント(承認制)