今回取り上げるのは、14年ぶりに完全新作として帰ってきた『ワンス・アポン・ア・塊魂』です。
新たな“アイテム機能”を携えて、舞台はさまざまな世界や時代へ。けれど、どんな世界でも“転がして巻き込む”という本質は変わらない。それが――塊魂という作品です。
では、『ワンス・アポン・ア・塊魂』のゲームレビューを本記事で解説していきます。
ホタ概要
| ジャンル | ロマンチックアクション | 
|---|---|
| プラットフォーム | Nintendo Switch PlayStation 5 Xbox Series X|S  | 
| 開発元 | バンダイナムコエンターテインメント | 
| 販売元 | バンダイナムコエンターテインメント | 
| 発売日 | 2025年10月23日 | 
| 公式リンク | https://once-upon-a.katamaridamacy.jp/ | 
総評
オススメ度:
塊を作るという面白さ、物を巻き込む爽快感、盛り上がるBGM。新作でも変わらずに楽しめる内容です。
懸念点は3D酔いと難易度。
視点が大きく動く構造上、長時間プレイでは酔いやすく、時間制限もあるため初心者には少しハードに感じるかもしれません。
約5時間~クリアが可能です。やり込みは取集物回収や、チャレンジといった要素。やり込みたい人はクリアからが本番です。
ワンス・アポン・ア・塊魂のここが面白い
爽快感は相変わらず!様々な人や物を巻き込む塊
これは塊魂シリーズ全体にいえることですが、様々な物体を巻き込んで塊を大きくしていくのは、変わらず最高の面白さです。
現実ではありえないものを巻き込みながら、塊をどんどん大きくアクションは、自然と“達成感”が湧いてきますよね。特に今作では、動かすだけで塊を作れるステージもあり、楽しさがさらにアップしています。








そして、今作の楽曲もすべて新規書き下ろし。良質な音楽と共に塊を転がす時間は、やっぱり心地よいものです。







人や物体が変化!?ステージごとに変わる面白さ
色々な物体が登場するのも、塊魂ならではの面白さです。
今作では、大砲を背負った牛や、人を転がし食べ物を食べさせて大きくさせるステージなど、個性的な体験が楽しめます。




そして、転がるだけでなく“見る楽しさ”もあるのも塊魂の魅力。ステージごとの雰囲気やユニークな世界観を眺めているだけでも、思わず笑顔になれます。







様々な雰囲気が楽しめる時代変化!
今作では時代の変化とともに、さまざまな風景を楽しめます。
これまでのシリーズは主に現代社会が舞台でしたが、今作では昔の日本や古代ローマ、石器時代、エジプトなど多彩な時代と世界が登場します。




それぞれの時代を感じながら塊を作るのも、どこか風流ですよね。







ワンス・アポン・ア・塊魂のここが気になる
王様の顔の演出
他の塊魂シリーズと同様に、今作も塊を一定以上大きくすると新しいエリアへ進めます。その際にムービーが入り、続けて王様の顔の演出が入ります。
スキップ機能自体はあり、ムービーなどはスキップ可能なのですが、王様の顔が映り込む演出だけはスキップできません。演出にあまり変化もないため、何度も見るうちに少し煩わしさを感じます。


やや使いづらいアイテム
新要素のアイテムは、磁石やロケットなどさまざまな効果を与えてくれます。
ただし、塊が小さいうちは範囲が狭く、一度使うと再出現しないなど、少し使いづらさも感じました。


新要素としての魅力はあるだけに、もう少し使いやすく調整されていたら、より楽しめたと思います。







よく分からないストーリー
今回の新要素として、ストーリーの追加があります。ステージ外では「王様の奮闘記」と「王妃の冒険譚」が描かれ、ステージ内でもちょっとした展開が楽しめます。
ステージ内の変化は面白かったのですが、王様と王妃の物語は少しよく分からない印象でした。ただ、塊魂はもともと“雰囲気で楽しむ作品”でもあるので、そうした空気を味わってもらうために追加されたのかもしれませんね。




なお、スキップも可能なので、物語を飛ばしてプレイに集中することもできます。
個人的な感想
全体的に見て、良作です。
色々なものを巻き込んで塊を大きくしていくアクションには、やはりワクワク感があります。BGM変更機能もあり、自分好みの曲でステージを再プレイすると、さらに楽しめます。
ちなみに今作では、王子ダッシュがワンボタンで出せるようになったので、移動もしやすくなった印象でした。


終わりに
『ワンス・アポン・ア・塊魂』は、シリーズを遊んだ人はもちろん、物を巻き込んで塊を大きくする爽快感を味わいたい人にもおすすめの作品です。
ただし、万人向けというよりは、3Dアクションに慣れている人のほうが楽しみやすいかもしれません。









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