【けものティータイム】幸せな音と共に癒されるKAWAII空間――ケモミミが集う喫茶店へようこそ【評価・感想】

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この記事には一部ネタバレが含まれています。未プレイの方や内容を知りたくない方は、ブラウザバックをおすすめします。

ここは、ケモミミ達が当たり前に暮らす世界。
どこを見てもケモミミたちが存在し、豊かに暮らしています。

そんな世界の片隅に、ひっそりと佇む喫茶店がひとつ……。

そこでは、人間の姉タルトとケモミミの妹マカロンの二人が、お客さんにお菓子と好みに合わせたブレンドティーを提供しています。その優しい空間は、ケモミミたちの癒しの場所として親しまれていました。

しかし、外の世界は落ち着かず、どこかざわついた気配が続いています。
それでも二人は変わらず、この喫茶店を守り続けています。

この世界に隠された真実とは何なのか。
そして、二人が辿り着く運命とは――。

喫茶店での小さな出来事を通して、人々の心に触れていく……それが 『けものティータイム』 です。

ゲームシステムはとてもシンプルで、茶葉やハーブを選んでブレンドしたり、お菓子を提供するだけ。経営シミュレーション要素はなく、気軽に楽しめる作品となっています。

それでは、『けものティータイム』のゲームレビューをお届けします。

ホタ
7本目!外の世界はざわついていても、この喫茶店だけはやさしくて……その静けさに、逆に何かを感じてしまうよ。
目次

概要

ジャンルシミュレーション+アドベンチャー
プラットフォームSteam
Switch
開発元Studio Lalala
販売元SFURYU Corporation
発売日2025年9月4日

総評

オススメ度:

キャラクターやグラフィックは非常に優れており、音楽も思わずうっとりしてしまうほど魅力的です。一方で、ストーリーの重さシステム面の不便さ は気になる部分でした。

PVの雰囲気からは想像しにくいほどシリアスな展開へ進んでいく場面も多く、「思っていた作品とは違う」と感じる人もいるかもしれません。

ただ、キャラクターたちの可愛さ音へのこだわり は本当に素晴らしく、それだけでも癒される時間を過ごすことができました。

最終的には、この シリアスなストーリーを受け入れられるかどうか が大きく評価を分けるポイントになるでしょう。

引き続きはない為、ゲームクリアしたら終わりです。クリア時間は11時間ぐらいでした。

『けものティータイム』の楽しさとは?

個性豊かなキャラクターたちが紡ぐ、癒しの空間

まず目に入ってくるのは、キャラクターたちの“可愛さ”があふれる 癒しの空間です。

姉のタルトと、ケモミミの妹マカロン。
そして訪れるお客さんのケモミミたちも、その姿や動きが繊細に描かれており、見ているだけで心がほぐれます。

さらに注目したいのは、キャラクターの表情や擬音による演出。
失敗すると目をぐるぐる回して慌てたり、嬉しそうにニヤッと笑ったりと、感情豊かな表現が次から次へと飛び出してくる のです。

こういった細かな表情や動きが癒しの空気を生み出し、プレイヤーの心をそっと癒してくれます。

ホタ
ちょっとした表情や仕草が、本当に可愛くて……気づいたら笑顔になってたよ。

ASMRを活用した、心地よい音へのこだわり

本作では ASMR を最大限に活かすため、音へのこだわりが随所に感じられます。

店内で流れるBGMも心地よいのですが、特に印象的なのは ブレンドティーを作るシーン。茶葉を混ぜる音や表示される擬音が、耳にふわりと響いて、まるで本当に淹れているような癒しを与えてくれます。

音表現への徹底したこだわりがあり、“聴く楽しさ” が最大の魅力ともなっています。

そのため、イヤホンやヘッドホンでのプレイは特におすすめです。使用するこでより深く世界観に浸れることでしょう。

ホタ
耳にそっと触れてくる音が、本当に気持ちよくて……“聴く癒し”ってこういうことなんだと思ったよ。

『けものティータイム』の気になる部分

キャラクターが輝きが失われていく物語

本作は、PVからは想像できないほど切ないシナリオ展開 待っています。

物語は最初こそ和やかな雰囲気で進みますが、途中からケモミミたちが次々と姿を消し、物語から退場してしまう展開が描かれます。

そのため、後半に進むにつれて、前半で活き活きと輝いていたキャラクターたちがいなくなり、喫茶店の温かさや賑わいが少しずつ失われていくような感覚を覚えました。

その消失感が、物語全体を やや重く、怠惰にも感じられる雰囲気 にもしています。

体験版の実装や、Steamページの“注意書き”などの表記はありますが、それだけでここまで重い展開になることが伝わるかどうかは、正直分かりません。

ホタ
せっかくみんなが輝いてたのに、次々いなくなっちゃうのが惜しいよ〜。もう少し一緒にいたかったな…。

語られないパンデミックの謎

この世界は、謎のパンデミックによってケモミミ化が始まり、ほとんどの人間がいない状態で描かれています。しかし、その原因や背景となる“謎”は最後まで明かされないまま、物語が終わってしまいます。

そのため、ケモミミ化の理由が気になるプレイヤーにとっては、なぜこうなったのか分からず、モヤモヤとした気持ちが残ってしまう可能性があります。

一応、ラジオや新聞といった媒体で世界の出来事は語られますが、それでも 核心に迫る情報は提示されず、謎は解消されないままでした。

思いどおりに作ることができないブレンドティー作成

ブレンドティーを作成するためには、茶葉やハーブなどの素材が必要になり、時にはお客さんの好みに合った素材を選ばなければせん。しかし、最初から必要な素材を所持していないことが多く、完璧に作ることができない場面が多々ありました。

そのため、お客さんに満足のいくお茶を提供できず、やや気まずい展開になってしまうもあります。さらに失敗すると好感度が上がらず、状況によってはキャラクターエンディングが発生しないことも。

そして、素材の入手方法もランダム入手のみ。ブレンドティー作成は全体的に不便さを感じる仕様でした。

3つの中から選べるのは1日1つ

また、ブレンドティーの演出はスキップができないため、作り直しが必要な場面では毎回演出を見直すことになり、テンポが悪く感じてしまいます。

レシピの保存機能はあるものの、操作感はやりづらさの方が目立っていたので、せめて演出スキップだけでも実装されていれば、もっと快適に遊べたと思います。

プレイしての個人的な感想

全体的には良作ではあるものの、システム面の仕様に関してはやや不満を感じる作品でした。

PVでは明るい印象が前面に出ていたため、最初は明るい作品だと思いながらプレイしていましたが、物語が進むにつれて徐々に雰囲気が暗くなり、終盤ではその変化に驚かされました。まさかここまでシリアスなシナリオへ展開するとは。

それでも──キャラクターたちが精一杯に生きようとする姿には、強く胸を打たれます。ただ、物語の途中でキャラクターたちが次々と姿を消していく展開には、どうしても残念さを感じてしまいました。

やはりキャラクターは“輝いてこそ”魅力を発揮するもの。その輝きが失われていく描写は、本作の魅力を半減させているようにも思えました。

よりゲームを楽しむために

本作はASMR音源を使用している為、世界観に浸りたい方はこちらのイヤホンでのプレイがおすすめです。

こちらの「final (ファイナル) E500 カナル型」は、音質と価格のバランスが評価されており、安価で性能が良いう声もあります。プレイ時の没入感を高める選択肢として紹介しておきます。

終わりに

『けものティータイム』は、切ないシナリオで感動したい人や、純粋に可愛いキャラクターを堪能したい人にとってオススメの作品です。

一方で、テンポがやや悪く、途中で飽きてしまう場面もあると感じました。

ホタ
みんなの仕草も声もあたたかくて……もっと一緒にいたかったって、本気で思っちゃった。短いけど、確かな出会いだったよ。
蛍火
ではまた。
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