【コーヒートーク2】世界が変わっても、変わらない喫茶店……さらに“美味しく”なったコーヒートーク、いかがですか?【総評・感想】

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今回取り上げるのは『コーヒートーク2(Coffee Talk2)』です。

『コーヒートーク』から3年後。インターネットは急速に進化し、人々はこれまで以上に“つながる”ことができるようになった。けれど、その無数の視線は、ときに心を締めつける。この物語は、その視線と向き合いながら、自分らしく歩もうとする人々の姿を描く。そんな作品です。

ゲームシステムは前作と変わらずにシンプルで、お客に合わせた飲み物を提供するだけです。忘れ物をしたりもするので、それを飲み物と一緒に提供することもあります。

前作を描いたコーヒートークの感想はこちら

では、『コーヒートーク2(Coffee Talk2)』のゲームレビューを本記事で解説していきます。

ホタ
11本目!静かな夜に、人の心がふっと温まる予感がする。
目次

概要

ジャンルアドベンチャー
プラットフォームSteam
Xbox Series X|S
Xbox One
Switch
PS5 / PS4
開発元Toge Productions
販売元コーラス・ワールドワイド
発売日2023年4月20日
公式リンクhttps://coffeetalkgame.jp/coffee-talk-ep2

総評

オススメ度:

前作から変わらず、会話の面白さやキャラクターの魅力、そして落ち着いたBGM――どれも心地よく整っています。アドベンチャー作品として、完成度は非常に高いです。

ただ、序盤のテンポは少し悪く、話が若干つまらなくも感じました。
また、前作同様に“読む”ことが中心のため、アクションや刺激を求める人には物足りなさを感じるかもしれません。

プレイ時間はおよそ2時間。

コーヒートーク2のここが面白い

悩みと苦悩の先にある、前向きさ

このゲームの最大の魅力は、さまざまな種族たちが語る“悩み”にあります。続編ということもあり、前作を知らない方には少し入りづらいかもしれません。
それでも、新規の方にも十分おすすめできる作品です。

物語は前作から続いていますが、過去の出来事の話はあまりせず、今この瞬間に起きている問題を中心に描いています。

エルフとサキュバスの結婚の悩み。地球での異星人の婚活事情。ゲーム制作に悩む開発者たち。前作同様に“会話の面白さ”をしっかり味わえる構成です。

特に今回は“インターネット”がテーマなので、どの住人も“視線”や“つながり”を意識する場面が増え、前作よりも少し現代的で、リアルな痛みが感じられました。

個人的に特に印象的だったのは、新キャラクターのルーカスとリオナの物語です。インターネットで活躍したいルーカスと、自分の能力を認めてもらいたいリオナ。ふたりの会話を聞いていると、まるで自分のことのようで、強く共感できました。

そして、バリスタのセリフも印象的です。

楽に乗り越えるか、それとも苦労してたどり着くか

これからの人生を見つめ直させてくれる言葉だと感じました。

ホタ
静かな会話の中に、人の強さと弱さがちゃんと見えた気がしたよ〜。

グラフィックがさらに進化!飲み物づくりも表情もパワーアップ!

グラフィック面のさらなる進化も、『コーヒートーク2』の大きな魅力のひとつです。前作以上に、飲み物のドット絵が美しく仕上げられており、見ているだけで“おいしさ”を感じられる一杯になっています。

さらにキャラクターの表情表現も向上し、驚きや微妙な感情の変化まで丁寧に描かれています。その細やかさが、より作品を楽しいものへと変化させてくれています。

ホタ
画面の中の光や色が、物語の温度まで伝えてくれた気がしたよ〜。

コーヒートーク2のここが気になる

演出の強化による、序盤のテンポ悪さ

今作では演出面が強化された一方で、序盤は少しテンポが悪く感じました。特に気になったのは、頻発する停電の多さです。

雨の日が多いため雷による停電が何度も起こり、「また停電か」と思ってしまう瞬間がありました。ホラー的な演出としての狙いも感じられましたが、同じ展開が続くことで新鮮さが薄れてしまった印象です。

雨だけでなく、晴れや曇りなどの天候があれば、過度な演出にはならなかったと思います。

試行錯誤しなくてはいけないレシピ作り

前作同様、最初はレシピが分からない為、上手く飲み物が提供できずに失敗することがあります。今回も失敗するとストーリーにも影響がでるため、非常に厄介です。

対策としては、フリーサーブという機能で何回も飲み物を作成して、レシピを探し出すか、攻略サイトを参考にして進めるかの二択となります。

何回も挑戦して答えを導き出すか、楽してストーリーを進めるか。どう選択するかはプレイヤー次第です。

個人的な感想

全体的に見て、良作です。

前作と同じく、高いクオリティは健在で、最後まで楽しめる内容です。今作では“悩み”よりも“前へ進む力強さ”を感じられる作品になっています。

苦悩や不安は、現代社会でも誰もが抱えるもの。だからこそ、画風が変わらなくても、新しい物語で“楽しさ”を届けてくれるのが『コーヒートーク』という作品の魅力だと思います。

終わりに

『コーヒートーク2(Coffee Talk 2)』は、前作を遊んだ人はもちろん、誰かの悩みに寄り添いながら前に進みたいと思う人におすすめの作品です。
前作同様、プレイ時間は短めで、ちょっとした空き時間にも楽しめる手軽さがあります。

ホタ
やさしい時間の中で、悩みも前向きに変えてくれる“心の物語”だったよ〜。
蛍火
ではまた。
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