今回取り上げるのは『HYKE: Northern Light(s)(ハイク ノーザンライツ)』です。
母の手がかりを求めて旅をする魔法少女・ハイクが、途中で出会う仲間達との戦いを経て、絆を結びながら、母の真相へと迫っていくストーリー。
ジャンルは2D見下ろし型アクションRPG。ステージを攻略して、ストーリーを進めつつ、キャンプに育成にイベントを楽しむゲームシステム。
では、『HYKE: Northern Light(s)(ハイク ノーザンライツ)』のゲームレビューを本記事で解説していきます。

概要
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
販売元 | Aniplex Inc. |
開発元 | Akatsuki Games Inc |
プラットフォーム | Steam Switch PS5 |
発売日 | Steam / Switch / PS5 2025年9月19日 |
販売元リンク | Steam Switch PS5 |
総評
オススメ度:
音楽は素晴らしく、OPやステージ、ボス戦はいずれも何度聴いてもワクワクさせられました。ドット絵も可愛らしく、作風とストーリー性がしっかり噛み合っていると感じました。
一方で、ストーリー展開の遅さとステージ選択式の相性が悪く、全体的なテンポの悪さが気になりました。また、使いやすいキャラクターは主人公ハイクに偏っており、キャラクターチェンジの意義が薄くなっていた印象です。
難易度は中級者向けで、途中にはUFOのビームによってゲームオーバーになるステージも存在します。
引き続き要素はなく、ゲームクリアで終了。やり込み要素もなく、プレイ時間はおよそ20時間ほどでした。
良かった点
何回聞いても虜になる!BGMの優雅さと心地よさ
このゲームの最大の魅力は、壮大なOP、聞いていて虜になるBGMです。
OPを見ても分かるように、雰囲気の良い音楽が本編でもふんだんに使われており、何度聴いても心地よいBGMとなっています。
さらに、OPのアーティストにヰ世界情緒を起用していることで、音楽の魅力が一層際立っていました。



可愛いいだけじゃない!キャラクター達の生き様
次に注目しておきたいのが、可愛らしいドット絵による、キャラクター達の生き様です。
各地で出会うキャラクターたちはハイクと同じ魔女であり、ナビゲーターとして関わったり、敵対したりしますが、戦いを経て仲間となっていきます。彼女たちの想いや感情も丁寧に描かれており、物語に深みを与えていました。








ネタバレになるため詳しくは言えませんが、リコに関わる場面は個人的にとても心温まるものでした。



自分好みのキャンプ地が作れる!キャンプカスタマイズ
自分好みのキャンプ地がカスタマイズできるのも一つの魅力です。
ステージクリア時の報酬や街での買い物で手に入る“キャンプギア”を使うことで、キャンプ地を自分好みにカスタマイズできます。その結果、キャラクターたちが思い思いにキャンプを楽しむ姿を眺められるのも魅力のひとつです。


さらにキャンプイベントも用意されており、全編フルボイスで楽しめました。







気になる点
ステージ選択式とストーリー展開の遅さによる飽きやすさ
本作はステージ選択式でストーリーが進行しますが、ステージ自体が非常に長く、物語の展開もなかなか進まないため、プレイ中にやや飽きを感じることがあります。
これが本作における最大の問題点であり、ストーリーを追いたいユーザーにとっては途中で離脱してしまう要因のひとつとなっています。
ステージ数を減らすか、各ステージの長さを調整すれば、快適な作品にはなったと思います。



キャラクターチェンジのテンポの悪さとキャラクターの性能差
キャラクター選択画面を開き、キャラクターを選んでハイタッチをしてからキャラクターチェンジとなるのですが、アクションゲームとしてはこの一連の動作がややテンポを損ねているように感じます。
さらに、使いやすいキャラクターはハイクくらいしかおらず、キャラクターチェンジの存在意義が薄くなっている印象を受けました。
もし設定で演出スキップや簡易チェンジ機能が用意されていれば、より快適な作品にはなったと思います。



強制ゲームオーバーのストレス性
ステージの途中では、UFOのビームを一定時間受けるとアブダクションされてゲームオーバーになる仕掛けがあります。ギミック自体は悪くないのですが、問題はステージ構成にあります。
ステージには硬い障害物や、敵を全滅させないと進めない箇所があり、ストレスを感じやすい作りになっています。さらに後半では氷の霧が追加され、嫌らしい組み合わせとなっていました。




難易度ADVENTUREでは、UFOのビームの要素は削除した方が快適に遊べると思います。
個人的な感想
全体的に見て良作でした。
アクション慣れしてない人や飽きやすい人にとっては、少し辛い作品だと思いますが、各地で出会う仲間たちとの触れ合い、成長やサクサク戦える戦闘はやりやすく、楽しめる作品にはなってました。
気になったのは、UFOのビームによるゲームオーバーとキャラクターチェンジのテンポの悪さです。ここは、気になる点にも書いたのでこちらでは割愛します。
終わりに
『HYKE: Northern Light(s)(ハイク ノーザンライツ)』は、楽しいBGMで戦闘を楽しみたい人や、歯ごたえあるアクションをやりたい人にとってオススメの作品です。
一方で、ストーリーのテンポが悪く、途中で飽きてしまう可能性もあると感じました。






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