【OPUS 星歌の響き】積み重なる思いと心――キャラクターの想いを紡ぐアドベンチャー作品【感想・評価】

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今回紹介するのは、貴族のリバクと巫女エイダが“龍脈”を求めて旅に出るアドベンチャー作品『OPUS 星歌の響き -Full Bloom Edition-』です。

龍脈とは膨大なエネルギー源であり、かつてその力を巡って“龍脈大戦”が起こったほどの存在。人々は今もなお、その力を求め続けています。

その龍脈を、リバクは没落した一族を復興させるために……エイダはある目的のために探しています。

しかし、龍脈を求める旅路は決して穏やかなものではなく、幾度もの危機が行く手を阻みます。
それでも彼らは諦めることなく、龍脈を求め続けます。

果たして、二人の結末は……そしてエイダが龍脈を求める理由とは……。

それでは、『OPUS 星歌の響き -Full Bloom Edition-』のゲームレビューをお届けします。

ホタ
28本目!!
龍脈を追う二人の想いが、これからどんな物語を紡いでいくのか……楽しみだね。
目次

概要

ジャンルアドベンチャー
プラットフォームSteam
Nintendo Switch
PlayStation
Xbox One
開発元SIGONO INC.
販売元SIGONO INC.
発売日2021年7月28日(初リリース日)

総評

オススメ度:

引き込まれるストーリーと個性豊かなキャラクターたちが魅力的な作品。
BGMや演出も素晴らしく、プレイ中は何度もワクワクする瞬間が何度も訪れます。特に終盤のシーンは、積み重ねてきた物語の思いが一気に込み上げ、胸の奥に深い感動が広がる名場面でした。

気になる部分としては、マップ移動の速度がやや遅いこと、ストーリーの一部に時間制限要素があること。特にマップ移動はカーソルの動きが遅めで、プレイ中に少しストレスを感じる場面があるかもしれません。

プレイ時間はおよそ15時間。

物語と旅の演出を存分に味わえる作品です。

『OPUS 星歌の響き』の楽しさとは?

登場人物の思いが心に響くストーリー

本作に登場するキャラクターたちは、それぞれが強い思いを抱えています。

貴族のリバクは一族復興のために龍脈を求めていますが自信を持てず、不安を抱えながら進んでいます。それでもその姿を見ていると、前へ進もうとする意志が感じられ、弱さの奥にある強さを感じ取ることができます。

巫女のエイダも、巫女としては未熟で決して完璧ではありません。けれど、彼女の過去に触れていくうちに、その人柄や揺れ動く感情が心に伝わってきます。

また、サブキャラクターであるラミアやカイトも、それぞれが抱える思いが丁寧に描かれており、多くのキャラクターの感情に触れられる点が本作の面白さのひとつになっています。

こうした“思いの積み重なり”こそが、本作の最大の魅力だと感じました。

ホタ
登場人物たちの想いが見えてくるたびに、心も優しく動かされていく。だからこそ、キャラクターたちの感情をもっと見たくなってくるんだよ。

イベントスチルが物語の魅力を更に引き上げる

本作には多くのイベントスチルが用意されており、物語のシーンを鮮やかに引き立てています。

カイトやエイダの過去はもちろん、サブキャラクターたちにも数多くのスチルが用意されており、見ていて飽きることがありません。

さまざまな感情が交錯する物語の中で差し込まれるスチルは感情の流れを補強し、シーンの印象をより強く残してくれます

こうした多彩なスチルを眺めていると心に訴えかけてくる瞬間が多くあり、自然と物語の世界へと引き込まれもしました。

このイベントスチルのおかげで、物語の魅力をより深く鮮明に感じ取ることができます。

ホタ
いろいろなスチルに触れるたびに心が揺さぶられて……その先にどんな物語が待っているのか、自然と期待がふくらんでいくんだ。

多彩な演出がプレイヤーの体験を盛り上げる

物語には随所にさまざまな演出が散りばめられています。

惑星から脱出するシーン、カイトとエイダが美しい景色の中で語り合うシーン、キャラクターたちの思いを描くシーンなど、印象的な場面が数多く存在します。

そして注目したいのは、メインキャラクターだけでなくサブキャラクターたちにも焦点が当てられていることです。

特に敵として登場する“白い牙”は単なる敵キャラクターにとどまらず、物語そのものに深く関わってきます。

こうした多様な視点からの演出によってプレイヤーを飽きさせることなく、物語への没入感をしっかりと高めています。

ホタ
いろんな角度から見えてくる景色や感情が、心に訴えかけてきて……すごく惹かれるんだ。

『OPUS 星歌の響き』気になる部分

フィールドでの移動が遅い

この先品は惑星間を移動しながらストーリーが進むアドベンチャーゲームですが、フィールド移動がやや遅く、ワープ機能もないため、人によってはストレスを感じる場面もあります。

さらに、フィールド移動にはエネルギーを消費する仕様があり、エネルギーが不足すると次の惑星へたどり着くことができません

このエネルギーは探索かショップでしか入手できず、序盤は不足しがち。詰まるほどではないものの、“移動できない” というもどかしさを感じる場面はありました。

物語をより快適に楽しむためにも、移動面における高速化があれば嬉しいと感じました。

ホタ
早く物語を追いたいのに、移動の遅さがちょっともどかしくなるんだよね。

時間制限のせいで、やり直しが必要となることも

本編の進行中には、時間制限が設けられた惑星が一部存在します。

調べる場所もやや見づらい

一般的なアクションゲームであれば理解できる要素ですが、本作はパズル要素を含むアドベンチャーゲーム。扉を開けるために必要なアイテムを探しながら進む必要があります。

そのため時間制限が加わると、“進む楽しさ”よりも“探す大変さ”が目立ってしまい、物語への没入を阻害してしまう場面もありました。

できれば時間制限がないほうが快適ですが、物語の展開上どうしても必要であるなら、ヒント機能などを用意してプレイヤーのストレスを軽減する工夫があればいいと感じました。

ボイスが安定しないシーンの存在

物語はほぼフルボイスで進行しますが、ところどころでボイスがテキストどおりに再生されず、違和感を覚える場面が多く見られました。

これはバグなのか仕様なのか不明ですが自動再生中にも起こるため、プレイしているとやや違和感に感じる部分でもあります。

フルボイスを採用するのであれば、各シーンが安定して再生されるような調整が行われると、作品全体の完成度がさらに高まると感じました。

プレイしての個人的な感想

全体を見て、良作です。

ところどころに不満に思う部分はあったものの、ストーリー性やキャラクターたちの描写は魅力的でした。

総評でも触れましたが、それぞれの登場人物の“思い”が丁寧に描かれているため感情移入もしやすく、まるで一緒に物語を旅しているような体験もできます。

ただ、用語が専門的でやや難しく、細かな部分まで読み取るのは難しいと感じました。それでも全体の流れは理解でき、最後までしっかり楽しむことができました。

『OPUS 星歌の響き -Full Bloom Edition-』の初リリースは約5年前とやや古い作品。
今回 PS5 版のリリースをきっかけにシリーズへ初めて触れましたが、プレイしてみて“良作であることに間違いはない”と強く感じました。

他のシリーズ作品も評価が高いため、機会があればプレイしてみたいと思います。

終わりに

『OPUS 星歌の響き -Full Bloom Edition-』は、キャラクターたちの思いに触れながら物語へ没入したい人にとって、非常におすすめできる作品です。

音楽も素晴らしいので、この機会にOPUS の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

ホタ
最後まで旅を見届けたあとにそっと残るかすかな想い……その温かさが、心に残る
蛍火
ではまた。
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