【Alice’s World】不思議な世界をアリスと共に……真実へと踏み込む物語【評価・感想】

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謎に包まれた世界「Alice’s World」。
その世界はどこか不思議な空気をまとい、同時にかすかな寂しさを感じさせます。

主人公のアリスは、そんな世界に迷い込み、プレイヤーの存在に気づきながら、ともに冒険し、世界の真実へと近づいていきます。

現実と仮想が入り乱れる世界観の中で、二人は何を見つけていくのか──その物語を描くのが、このメタフィクション・アドベンチャー『Alice’s World』です。

本作は『Ib』や『ゆめにっき』から影響を受けており、一部には過激な描写も含まれますが、“調べる・歩く”を中心としたシンプルな操作で、初心者でもスムーズに遊べるようになっています。

パズル要素もありますが、どれも難易度は高くなく、比較的進めやすい印象でもありました。

それでは、Alice’s Worldのゲームレビューをお届けしていきます。

ホタ
16本目!小さなアリスが、どんな真実へ歩いていくのか……一緒に見届けたいな~
目次

概要

ジャンルアドベンチャー
プラットフォームSteam
開発元STORIA GAMES CO.
販売元STORIA GAMES CO.
発売日2025年11月25日

総評

オススメ度:

キャラクターのビジュアルや世界観の雰囲気はよく作り込まれており、その点は魅力としてしっかり感じられました。

しかし、ストーリーの薄さやボリューム不足が目立ち、『ここが特に良い』と感じられる部分は少なく、気づけば物語が終わっていた――そんな物足りなさを覚える作品でした。

プレイ時間はおおよそ4時間ほどでクリア可能な内容です。

『Alice’s World』の楽しさとは?

キャラクター達の可愛さや表情から読み取れる感情表現

『Alice’s World』の世界は残酷で、人の姿はほとんどなく、見渡すかぎり廃墟ばかりです。しかしそれでも、アリスやセリアはその世界の中で一生懸命に生きようとしています。

時おり見せる笑顔はプレイヤーの心を癒し、イベントシーンで映し出されるグラフィックは、キャラクター達の表情をより一層際立たせています。

辛く厳しい世界の中で前に進もうとする二人……その姿は、プレイヤーの心にも響くことでしょう。

ホタ
二人の表情がね、言葉より優しく、心にそっと触れてくるんだ。

謎に満ちた世界が、あなたの探求心をくすぐる

『Alice’s World』の世界は謎に包まれており、朽ちた街並みや不気味な静けさが、独特の空気を作り出しています。

街のあらゆる場所で「何があったのか」「なぜ廃墟になったのか」と疑問を抱かせ、この世界の成り立ちをもっと知りたくもなります。

この世界は果たして何のために生まれたのか……。

そんな探求心を抱きながらアリスと一緒に進むことで、この世界の“真実”が少しずつ明らかになっていき、世界そのものへの理解や興味が、より深まっていくことでしょう。

ホタ
歩くたびにね、この世界の“理由”をもっと知りたくなっていくんだよ。

『Alice’s World』気になる部分

深みが感じられないストーリー性

『Alice’s World』をクリアしてまず感じたのは、全体的にストーリーに深みがあまり感じられなかったことです。

少女アリスは謎の異世界に迷い込み、プレイヤーと交流したり、セリアという姫と行動を共にしたりしますが、どのイベントもあっさりと終わってしまい、「結局この世界でアリスは何を得られたのだろう?」という核心に触れきれないまま物語も終わってしまいます。

世界観としては魅力的な題材が揃っているだけに、ストーリー面に深みが生まれなかったのは残念に感じました。

ホタ
もっとアリスの心の変化を見たかったな……いい世界だったからこそ、そこがちょっと寂しかったんだよ。

説明不足が多いシナリオ

物語全体に説明不足が多いことも気になる部分の一つです。

ネタバレ注意

まず、一番の謎だったのはアリスという存在です

彼女が何のために作られ、どんな意図や思いが込められているのか――物語の核になりそうな部分がほとんど語られず、結局「アリスとは何だったのか」が分からないまま進んでいきます。

作られた世界だと知って暴走するアリス

さらに、プレイヤーがなぜログインできるのか管理者AIがどうしてアリスを助けたのかなど、物語上重要になりそうな要素も説明されず、多くの謎が置き去りにされた印象でした。

世界観や他キャラクターの設定が資料としてしっかり用意されているだけに、肝心のシナリオでその魅力が活かされていなかったのは残念に感じました。

また、アリスが時々暴走的な行動をする理由も説明されておらず、最後まで謎のままでした。

演出なのかバグなのか分かりづらい仕様

時々、演出としてセリフが変化したり、ボイスが抜けたりする場面がありますが、それが意図的なものなのか、それともバグなのかが非常に分かりづらい点が気になりました。
その曖昧さのせいで、物語として違和感を覚えるセリフもいくつかありました。

もし演出として見せたいのであれば、赤文字や文字化けなど、視覚的に分かる形で表現してほしかったです。

プレイしての個人的な感想

全体的に見て、キャラクターの良さだけが光っている凡作という印象でした。

やはり、アリスというキャラクターを最大限に活かしきれなかったこと、そして他キャラクターのストーリー性が十分に感じられなかったことが、個人的には作品の物足りなさにつながった原因だと思います。

アリスがこの世界で何を思い、何を感じ、そして何を選び取っていくのか――そういった内面の描写にもっと魅力があれば、ぐっと惹きつけられる作品になったと感じました。

終わりに

『Alice’s World』は、キャラクターの可愛さや雰囲気を楽しみたい人にはオススメできる作品です。
ただ、ストーリー性やボリューム面を重視する人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

ホタ
物足りなさもあったけど、アリスが最後まで前に進もうとする気持ちは、ちゃんと記憶に残っているよ。
蛍火
ではまた。
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